英語版デスノートで英語学習 従位接続詞「Even though」の使い方
デスノート英語版を読む事で、改めて日本語と英語の違いを学ぶ事が出来ます。
従位接続詞とは、主節を連結する、接続詞です。
等位接続詞の種類は、「and・or・but」以外の接続詞の事です。
今回は「Even though ~であるのに にも関わらず」です。
使い方として、勿論「though」のみでも大丈夫です。
意味合いは同じなのですが、デスノートでは、「Even though」が使われていたので選びました。
「Even」を付ける事で、強調した言い方になります。
デスノートでは、以下の文があります。
主人公ライトが強めに、死神リュークに対して、言い放たれた時のリュークの心の中のセリフ。
Even though, I'm a Shinigami, He's never been afraid of me or tried to kiss my butt. and when it comes to stuff like this, he totally gives me a hard time.....
【日本語版セリフ】
仮にも、俺は死神なのに、俺を少しでも恐れたり、媚びる事もなく、こういう事に関しては、ガンガンつっこんでくる......
ライトの態度に引いたリュークに、笑い転げてしまったセリフなのですが、英文は奥深いです。
Even though 仮にも
never been afraid 恐れる事なく
gives me a hard time 苦労を与える
「ガンガンつっこんでくる」は、「苦労を与えてきやがる」みたいな表現になっています。
この「仮にも」が、「俺は死神なのに」の、強調になっています。
文中に出て来る「kiss my butt.」ですが、
「Kiss my ass!」と、同じ意味合いになります。
「Kiss my ass!」は、よく海外ドラマなどで登場し、主に男性がキレた時に、「ふざけんな」「くそったれが」と言う、下品な表現で、直訳には、ならない英語です。
ですが、「Kiss someone's ass」で「媚びる・ゴマをする」と言う意味になり、この文中の場合は、「kiss my butt.」で、「媚びる」と言う意味で当てはめていると思います。
この表現は、ネイティブにしか、出来ないように思います。日本語脳との違いが分かる興味深い英文でした。